孫正義氏が語る「超知性(ASI)」の未来

トータル山本

こんにちは!
トータル山本です。

ソフトバンクの孫正義さんが2024年の「ソフトバンクワールド」で行った特別講演で、「超知性(ASI)」について話しました。
しかも、その超知性がなんと10年以内に実現すると言ってるんです。
今回はその講演内容をざっくりまとめてみました。

毎年のことですが、孫さんの講演は面白い!
是非動画をご覧いただきたい。

自分の頭の整理用として、ブログ記事にしておきます。
良かったら参考にしてください。

超知性(ASI)って?

まず「超知性」って何?ってところから。
ASIは「Artificial Super Intelligence」の略で、要は人間の知能をはるかに超えるAIのこと。
孫さん曰く、この超知性は「AGI(人間と同じレベルの知能を持つAI)」の1万倍の能力を持つそうです。
もう、想像もつかないレベルですね。

超知性への進化の段階

孫さんは、AIが超知性に進化する過程を5つの段階に分けて話してくれました。
2023年現在は「レベル2」に到達しているんだとか。

  • レベル1:普通の会話ができるAI
    これが今のチャットGPTみたいな感じですね。
    人間と普通に話せる段階。
  • レベル2:専門知識を持つAI
    医学や工学など、いろんな分野で博士レベルの知識を持つ段階。
  • レベル3:エージェント機能
    人間の代わりに仕事をこなせるようになる。
  • レベル4:発明ができるAI
    新しい技術や製品を生み出す力を持つ。
  • レベル5:チームで活動するAI
    AI同士が連携してチームのように動く段階。

そして、このレベル5を超えた存在として「超知性」が10年以内に実現するというわけです。

超知性を支える技術

超知性を可能にするためにはどんな技術が必要なのか、孫さんはその鍵として「思考」と「教科学習」についても話していました。

思考(リーズニング)

AIが「深く考える」能力を持つことです。
最新の「O1」というAIモデルでは、複雑な問題を解決するために思考の連鎖を使っているそうです。
数学やプログラミングの難しい問題もかなり正確に解けるようになってきているんですって。

強化学習

AIが試行錯誤しながらどんどん成長していく方法です。
「O1」では数千ものAIエージェントが同時に学習を行い、めちゃくちゃ速いスピードで進化しています。

超知性が描く未来

超知性が実現したら、私たちの生活も大きく変わりそうです。
孫さんはその未来像についても触れていました。

パーソナルエージェント

自分専属のAIがつく時代がやってくるかも。
健康管理や買い物、教育、投資など、生活全般をサポートしてくれる「24時間の秘書」がそばにいる感じです。
これは便利ですね!

エージェントオブシングス(AoS)

すべてのモノにAIエージェントが搭載される世界。
例えば、自宅のエアコンがあなたの帰宅時間に合わせてちょうどいい温度にしてくれる。
まさにSF映画で見た未来が現実になるかもしれません。

超知性は脅威か?

もちろん、超知性が人類にとって脅威になるのでは?という心配もあります。
でも孫さんは、「知性こそが不安を解消する鍵だ」と言います。
AIに倫理観や人間への愛情を持たせることで、脅威ではなく、むしろ人類のパートナーとして共存できると語っています。
なるほど。

ターミネーターの世界にはならないと・・・ふむふむ。

まとめ

トータル山本

孫正義さんの講演を通じて、超知性がどれだけ私たちの未来を変える可能性があるのか、そのビジョンが見えてきました。
でも、その実現には技術の進歩だけでなく、我々人間が責任ある選択をしていくことも必要です。

超知性の時代が来たとき、それをどう活用し、どう共存していくか。
今から考えるべきタイミングが迫ってきていますね。

投稿者プロフィール

トータル 山本
トータル 山本代表社員
こんにちは。トータル山本と申します。

田舎暮らしのフリーランスクリエイターです。
情報デザインをビジネスに活用することを実践し、お伝えするのが仕事です。

のんびりと自然に囲まれながら、日々クリエイティブな仕事を楽しんでいます。

起業してから早25年以上!その間、なんとかデジタルの波に乗り、ITに閉鎖的な地方でやってきました。

私のモットーは「自由な時間」。
建設業界にいた30年ほど前は、朝6時に家を出て、夜12時に帰宅。
そして資格試験の勉強を深夜2時まで行い、土日も出勤していました。
残業手当は微々たるもの。
そんな、ザ・昭和のブラック労働を20代前半に経験した私にとって、「自由な時間」の獲得が最大の目的です。
そのために、仕事にも健康にも真剣に向き合っています!

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